カツヲの岩日記

クライミング覚書。

瑞牆2019.3.16

前日までさんざんな天気予報だったけど、強行で突撃するとむしろいい天気だった。
メンバーはカズ君、アキさん、グッチ君。
晴れ男カツヲの名を欲しいままにした。

【エレスアクベ:二段】敗退
空いている時に打ちたい課題。
前回は左カンテに届かずに終わった。
今回はムーブを変えて、ニーバーで右カチを上げてから左のカンテを触れるが、右の負荷が大きすぎて耐えきれない。
ニーバーを左寄りにしてフラッギングで出すムーブに希望を感じたので、次回はそれでやってみよう。

百里眼:1級】敗退
みんなが阿修羅に行くというので、小さなマットを一つ借りて百里眼を打つことに。
誰もいない百里眼の前に立つと、前は一面の雪。フェイスの美しい課題だったので、ふとノーマットで登ってみたくなった。
嫌な感じに岩があるが、それ以外の下地は概ね良好で、高さもそんなになくスタート用の小さな足ふきマットのみでトライした。
左右のホールドはとてもよく持てたが、飛び出しの際に凄まじい緊張感が襲ってくる。
落ち方を想像すると、左手出しは危なく感じたので右手だしを選択。
一度目の発射で左足のかかとを、岩に打ち付ける。
萎えかけたが、要領は分かったのでトライを続けるが、完登はできなかった。
一度、静寂の林の中にリップが止まるパチンという音が響く様は、とても荘厳なことに思えた。

登れなかったのは残念だが、必ずノーマットで登ってみたい。
恐怖とか緊張感もそうなのだが、一番ノーマットで困ったことは、トライのたびにシューズが泥まみれになることだった。
今更感のある課題、百里眼とカラクリは次回必ず回収したい。